2010年12月14日火曜日
映画「オーケストラ」(☆五つ)
公開当時評判だったが見逃したフランス映画「オーケストラ(原題 le concert)」がDVD化されたのでレンタル試聴。ソ連のユダヤ人弾圧の余波で首になり、劇場の掃除人をしている天才指揮者が主役。偶然事務所に来たオーケストラ出演依頼のFAXを横取りして、同じく首になった団員を集めて、パリの劇場で公演し大成功するという一寸荒唐無稽の話だが、旧ソ連ならあり得るかと思わせる(にせ楽団の話は実話であったらしい)。前半から中盤までは渡航までのドタバタと、パリでリハーサルもさぼって遊びまわる団員を描き笑わせる。 しかし、後半のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲をバックに天才バイオリニストの出生の秘密が明かされる展開では、名曲のメロディーと映像が巧みにシンクロされていて泣けた(年取って涙腺が緩んでいるせいもあるが)。因みにバイオリニストはタランティーノ監督の「イングローリアス・バスター」(これも面白い映画)でパルティザンを演じていたフランスのメラニー・ロラン、細身の知的な美人で日本のバイオリニスト諏訪内晶子を彷彿とさせてはまり役。 久しぶりに見終わって幸福な気分になれた映画で、最高点の五つ星を付けた。年末に今年見た100本以上の映画の私的ベスト3を決める予定だが、間違いなくベスト3には入る予定。
2010年11月22日月曜日
ココファーム収穫祭でワインを楽しむ
晩秋の週末に足利市にあるココファームの収穫祭に参加し、ワインと音楽を楽しんだ。
もともとここは「こころみ学園」という知的障害者の学園で、生徒の訓練を目的に山の急斜面に開墾された葡萄畑から、ワインを造るようになったそうだ。 今はアメリカ人の専属の醸造家が常駐し、「沖縄サミット」でスパークリングワインが、「洞爺湖サミット」で赤ワインが使われた事で有名となった。
妻の知合いのお誘いで参加、当日は浅草発の東武電車特急で足利市駅下車、シャトルバスで昼頃現地へ到着。既に坂田明カルテット(JAZZバンド)の演奏が始まっており、葡萄畑の一般席は満員。 ステージ側に設けられた特別席に案内されて、早速辛口のスパークリングワインでスタート。BLTサンドイッチやチーズを肴に、その後赤の新酒等を楽しんだ 。新酒については葡萄の量が足りないらしく、カリフォルニア産の葡萄を使用していたが、ボジョレ・ヌボーとは違いしっかりた味わいで、スパークリングワインと共に日本のワインも進化したと思わせる品質。 演奏のトリは名手古澤巌(元クライスラーカンパニー)のバイオリンで、オープン・エアの晩秋の青空と葡萄畑を眺めながら、ワインと音楽を存分に堪能できた。翌日ホームページを見ると、二日間で17千人の来訪者があったことが記載されていた、確かに大盛況だった。
2010年11月8日月曜日
みちのくの秘湯ー不老ふ死温泉他
*「一日目ー二日目」 朝一番の飛行機で秋田空港へ、市内の回転寿司で昼食後五能線(リゾート白神)に乗って海岸線の景色を楽しみながら「ウエスパ椿山」駅到着(列車は絶景を通るときにスピードダウンするサービスあり)。送迎バスで温泉に到着。早速有名な海岸沿いの露天風呂と思ったが、日没後につき明日朝入湯する事にして、大浴場と付属の露天風呂に入湯。
泉質は「食塩鉄泉」と言われる赤錆色の塩辛い温泉で当然掛け流し、付属の露天風呂も日本海に臨み雰囲気は良好。翌朝6時起床して、テレビ番組でよく紹介されている海岸の岩場に作られた露天風呂に入湯、先客が水で薄めたままだったらしく少しぬるかったが、直ぐそばまで波が打ち寄せて野趣満点。 二日目の夕方は丁度日没が綺麗に見えた(添付写真)。個人的には温泉が抜群で設備等の不満(注)を差し引いても「優」の評価、温泉愛好家なら一度は訪れる価値ありと思う。 (注)有名になりすぎて拡張をしたせいか露天までの距離が遠い、人気があるようで予約が取りにくい(今回紅葉を見ようとした希望の日程では満室)等。
2010年11月1日月曜日
温泉同好会例会ー湯西川温泉
2010年10月28日木曜日
JAZZ三昧の二日間ー阿佐ヶ谷JAZZストーリート2010
10月22日23日の二日間で、阿佐ヶ谷JAZZストーリート2010のパスポート券を購入して有料会場のジャズにどっぷり漬かったので感想などを記す。約一時間のステージを二日間で8箇所回った。(写真は駅前で無料パフォーマンスしていたデキシーランドジャズバンド)
特に記憶の残ったのはベテランのベーシスト鈴木良雄のカルテットで、結成10年目と言う事もあり全曲オリジナルだったが息の合った演奏を聞けた。会場が教会だったが、音響が良く一列目の真ん中に着席できたので、各楽器の音を存分に楽しめた。個人的にはフルートとピアノに最高点をあげたい。 あと、ピアノ好きでメロディー重視派の小生としては、立石一海トリオの「ジブリ映画のテーマ曲(大半が久石譲作曲)」をジャズにアレンジした演奏が原曲の良さを上手に生かしていて非常に良かった。CDがジャズのチャートで一位になったそうだがうなずける。
全体の感想としては、日本のジャズも随分水準が高くなったんだと言うもの(もともと高かったのかもしれないが)。 昨年11月妻と行ったニューヨークでは、残念ながら小生に腰痛が発生しジャズクラブは2軒しか行けなかった。しかし、そのとき聞いた生演奏と今回と比較しても遜色がないと感じた。
阿佐ヶ谷JAZZストリートは、会場によっては音響に多少問題があるが(石川遼君の母校杉並学院の講堂はスピーカー問題あり)、二日間ジャズの生演奏を楽しめて前売りで3,800円はコストパフォーマンス抜群と言えよう。JAZZ好きの人にはお勧め。
特に記憶の残ったのはベテランのベーシスト鈴木良雄のカルテットで、結成10年目と言う事もあり全曲オリジナルだったが息の合った演奏を聞けた。会場が教会だったが、音響が良く一列目の真ん中に着席できたので、各楽器の音を存分に楽しめた。個人的にはフルートとピアノに最高点をあげたい。 あと、ピアノ好きでメロディー重視派の小生としては、立石一海トリオの「ジブリ映画のテーマ曲(大半が久石譲作曲)」をジャズにアレンジした演奏が原曲の良さを上手に生かしていて非常に良かった。CDがジャズのチャートで一位になったそうだがうなずける。
全体の感想としては、日本のジャズも随分水準が高くなったんだと言うもの(もともと高かったのかもしれないが)。 昨年11月妻と行ったニューヨークでは、残念ながら小生に腰痛が発生しジャズクラブは2軒しか行けなかった。しかし、そのとき聞いた生演奏と今回と比較しても遜色がないと感じた。
阿佐ヶ谷JAZZストリートは、会場によっては音響に多少問題があるが(石川遼君の母校杉並学院の講堂はスピーカー問題あり)、二日間ジャズの生演奏を楽しめて前売りで3,800円はコストパフォーマンス抜群と言えよう。JAZZ好きの人にはお勧め。
2010年10月20日水曜日
映像は音楽の感激を倍加する?
先日癌から復帰した小澤さんが、サイトウキネンオーケストラを指揮した映像をハイビジョン・5.1チャンネルサラウンドで鑑賞した。 曲目はチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ第一楽章」のみで約7分の映像だが、ビジュアル派の小生は非常に感動した。 小澤さんが演奏後のインタビューで「楽団員の呼吸まで揃っていた」と感想を述べていたが、まさにそんな印象を持った。 LPやCDで聞いても良い音楽は良いはずだが、その場の雰囲気まで感じられるライブ録音の映像は感激を倍加してくれる。
以前、毎月通っている東京交響楽団の定期演奏会でベートーベンの「交響曲第七番」を聞き、感激して大拍手した。 しかし、記憶も新たな内にと、所有しているDVDでカルロス・クライバー(伝説の名指揮者)がアムステルダム・コンセルトヘボウを指揮した同曲を鑑賞した時に、初めて指揮者でこれほどにも曲の印象が違う(圧倒的にクライバーが素晴しかった)というのを実感した。ある評論家の言葉を借りると「今まさに音楽がこの場で作られていると言う感覚」を感じることが出来た。
以前、毎月通っている東京交響楽団の定期演奏会でベートーベンの「交響曲第七番」を聞き、感激して大拍手した。 しかし、記憶も新たな内にと、所有しているDVDでカルロス・クライバー(伝説の名指揮者)がアムステルダム・コンセルトヘボウを指揮した同曲を鑑賞した時に、初めて指揮者でこれほどにも曲の印象が違う(圧倒的にクライバーが素晴しかった)というのを実感した。ある評論家の言葉を借りると「今まさに音楽がこの場で作られていると言う感覚」を感じることが出来た。
2010年10月1日金曜日
軽くて深い井上陽水の言葉
フォークソング世代だが、今でも聞き続けているシンガーは井上陽水だけになる。 若い当時大好きだった小椋 佳は、歳とって随分説教くさいお爺さんになってしまい歌が面白くない、南こうせつ・さだまさし・いるか等はワンパターンで飽きた。 楽曲が全て好きと言うわけではないが、時代に敏感で常に変化し飽きさせないのは井上陽水だけだと思っているためだ。 小学生のころからファンの大学教授(斉藤隆)が、その陽水の歌の歌詞やインタビューでの談話から、普遍的な生き方みたいなものを抽出したのがこの本。 読み易いが、結構頷く事が多い本なのでファンでなくても読んで損は無いと思う。 私が、これからの老後の生き方の目標にしようと思った一節が以下。 「歳を取るにつれて頑固になったり尊大になったりする人が多いが ー中略ー むしろ長い年月に蓄積されたものを内に秘めながら、軽やかに陽気にふるまえる人を器が大きい、度量があるというのだ。」(これは陽水の生き方を評した作者の言葉、悪い傾向が出てきた自分に反省)。 陽水自身の言葉でも「人生は相撲にたとえれば九勝六敗でいいんだ」、「悩みのある人で、温泉に二回くらい入って、まだ悩んでいる人がいたら見てみたい」。 陽水は私と同じく温泉が好きらしい、確かに一日2~3回入浴してから寝ると、悩む暇なくすぐに熟睡し、嫌な夢等は一切みない。
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