近くなのでいつでも行けると思って無精していたブリジストン美術館に、東京駅付近での飲み会のまえに初めて訪問。 思っていたよりもコレクションが充実していて堪能した。中でも印象派のルノアールの一枚の絵に引きつけられた。「少女」と題する絵だが平日で空いている事もあり、一巡した後再訪しじっくりと観賞。ルノアールの晩年のこってりした油彩画の裸婦像にはあまり惹かれないが、パステル画の本作はたおやかな若い女性がよく出ていると思う。個人的趣味で言えば前に記述したフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」コローの「真珠の女」と並んで好きな絵になった。先日見た映画の絵画鑑定人が女性の肖像画ばかりのコレクションを秘蔵しているシーンがあったが、その気持ちが多少分かる気がする。