2015年6月18日木曜日

カラオケでリハビリ

日曜日に地区の老人連合会恒例の演芸大会が地元の小学校の体育館を借りて実施された。私が所属する町会老人会のカラオケ同好会も参加した。私は手術時の全身麻酔の後遺症らしく、美声(?)が普段の半分位しか出ないので辞退しようとしたが許してくれず、口パクで良いからと引っ張り出された。元々朝から音響関係で手伝うことになっていたので、リハビリを兼ねて舞台にも蝶ネクタイを着けて登場した。朝9時から準備が始まり片付け終わったのが2時半頃でさすがにどっと疲れ、反省会はパスして帰宅して昼寝した。こういう経験を積み重ねてだんだん入院前の体力を回復するのだなと実感した次第。

2015年6月4日木曜日

人生初の入院・手術を体験

生を受けて67年と7ヶ月にして、初めての入院手術を経験した。
病名は直腸癌、年末に受けた定期検診の便検査で潜血反応ありとの結果、4月に内視鏡検査を受けたところ一発で直腸癌が発見された。
事前にネットで調べた我が国内視鏡検査・手術の権威である池袋の内視鏡専門病院の工藤院長が即発見、彼が昭和大学横浜北部病院の消化器センター長を兼任している為、そこで話題の腹腔鏡下手術で取りましょうとの結論で、そこで手術を受けることとした(注1に決めた理由を記述)。
5月20日に入院、22日に手術を受け、その後の経過は順調で6月2日に退院した。手術前日から9日間点滴のみで栄養補給したりしたので、退院時には大分体力が落ちており、これから徐々に養生し回復に努めたい。大腸を15センチ程度切っているので、しばらく軟便と頻便がつづくらしい。大腸癌手術では10年前頃は開腹手術が7割だったが、今は先進的な病院は9割以上腹腔鏡下手術なので病院選びは注意したい。
(注1)
腹腔鏡下手術は現在上記のように大腸癌手術の主流となっているが、受ける場合の病院の選び方を参考までに調べた範囲でお知らせする。(参考図書は「手術数でわかるいい病院」)。まず年間の腹腔鏡下手術数が2百件以上あり、
大腸癌手術の内腹腔鏡下手術で三分の二以上手術していること。因みに入院した病院は年間件数269件で大腸癌の手術の内約9割がこの腹腔鏡下手術となっていた。有名癌専門病院で対照的なのは、癌研有明病院が94%腹腔鏡下手術なのに対し、国立がんセンター中央病院では56%が開腹手術と言う事実。腹腔鏡下手術に関しては認定医と指導医の制度があり、資格を持っている医者がいるか確認した方が良い。腹腔鏡下手術は写真のように4センチ程度の傷と1センチ未満の傷が4カ所で、15~20センチも切る開腹手術に比べ体への負担が少ない。事実退院時には傷の痛みはほぼ無くなっていた。
(追記)その後病理検査結果も出て、リンパを含めて他臓器への転移無しとの診断で、6ヶ月後に経過観察となった。一番嫌だった抗がん剤治療も必要なしだったことでほっと一息。