2013年2月19日火曜日

天才少女ジャッキー・エバンコとバーバラ・ストレーザントを聞く


天才少女と言われているジャッキー・エバンコと、ベテランのバーバラ・ストレーザントの輸入盤BDを入手し聞いた。ジャーキーの場合は名プロデューサーのデビット・フォスターに見いだされて、14歳の初の檜舞台での歌唱。確かに天使の声と言われるように伸びのある声と歌唱力は感激する。途中でビデオ出演のバーバラと合唱する仕掛けもあり楽しめる。来日したそうで結構日本にもファンが多いらしい。 
一方のバーバラはクラブデビュー48年目を記念し(?)、デビューしたニューヨークジャズクラブ「ビレッジバンガード」でごく親しい人だけを呼んだ一夜限りのコンサートでの歌唱。呼んでいるゲストが凄い、例えばクリントン元大統領夫妻、女優ニコールキッドマン、ジミーコブ(JAZZファンにはお馴染みのドラマー)等々。クリントン夫妻の紹介では、妻から紹介する等元ウーマンリブの闘士だった片鱗を感じる。二人を比較して思うのは,確かにジャッキーの声の方が澄んでいて伸びがあり、単純に比較すると衰えの見えるバーバラが不利だが、歌唱力はそれだけでは無い事がよく分かる。人生経験の豊富なバーバラの歌の方が、当然だが歌詞の意味を十分に読み取って表現して味がある。歳の差と言ってしまえばそれまでだが、ジャッキーが少女期で潰れずに、人生経験を積んでより感動させる歌を歌えることを期待したい。 尚これだけ楽しめるBDがCD並の各2千200円程度で買えるので、歌好きの方にはお勧め(アマゾンで買えます)。

2013年2月4日月曜日

男四人のトルコ旅行


男4人で8日間のトルコ旅行に参加した。
「第一日目~二日目」初日はほとんど飛行機で過ごし夜ホテル泊で終了。
翌日ダーダネス海峡をフェリーで渡ってトロイ遺跡へ、遺跡発掘者として賞賛されて高校の教科書に紹介されていたドイツ人シェリーマンが発見した遺跡だが、トルコ人ガイドの評価は「宝物泥棒」的な感じ(大英博物館のエジプトの宝物もエジプト人からすれば同様だが)。レプリカの木馬も修理中で幕に囲われ、遺跡も地表にでている遺物が少ないので歴史的価値はともかく期待はずれ。翌日のベルガマの遺跡観光に備えて近くの都市に移動し二日目終了。
「三日目」 ベルガマの遺跡を観光して(古代の医療施設アスクレピオン、なんと上流階級の精神病患者のための施設)、午後エフェソスへ移動。


エフェソスの遺跡はローマ時代の大きな遺跡で野外円形大劇場・図書館(左の写真、地下道が娼館につながっていると言う男に便利な作りは笑えた)・ハドリアヌス神殿等を見学したがあいにくの氷雨とバス移動でちょっと疲れた。温泉で有名なパレッカムに移動し宿泊。疲れていたのでホテルに付属する温泉プールを独り占めで利用した(水着持参は筆者のみ)。 
日本の打たせ湯に似た設備があり、ゆっくり20分以上肩や背中を打たせてから寝たら、翌日は大分元気回復した。 洋の東西を問わない温泉の効用に感謝。

「四日目」まだ日が昇っていない早朝に出発しパレッカムの石灰棚(温泉が注ぐ世界遺産)を観光し足湯にも浸かった。午後はコンヤ市内の聖人の霊廟等を観光しトルコ観光のハイライトのカッパドキヤへ。



「五日目」火山灰が滞積しその後の浸食で奇岩が立ち並ぶカッパドキア(世界遺産)を観光、早朝の気球観光は2名が早起きして参加、高所恐怖症の私ともう一人はパスした。丁度私達が起床した8時頃気球が浮かんでいる風景が見えた。 通常より遅いスタートで地下都市や三美人の岩等々の奇岩を観光し、洞窟レストランで昼食。夜は夕食後民族舞踊(余り感心せず)とベリーダンスショー(ダンサーの胸はシリコーン?)を鑑賞。


「六日目」 近くのカイセリ空港より空路でイスタンブールへ、三列27人乗りのデラックスバスとはいえ、1700km近い行程で乗り疲れていたので良かった。到着後昼食を済ませてブルーモスク・アヤソフィア大聖堂・グランバザール等を観光し最後夕刻のボスボラス海峡クルーズを楽しんだ。
最終の晩餐なので、ツアーの夕食をパスしてガラタ橋に立ち並ぶ海鮮レストランに入り、スズキと鯛を一匹ずつ選んでグリルして貰った、シャルドネを使った白ワインを選んだが、グリルされた魚との相性抜群で2本空けた、勘定は少し高めだったが大満足(左従業員と記念写真)。

その後折角だから「ガラタ塔(イスタンブール陥落時にも残ったジェノバ居留地の9階建ての塔)」に行こうとの提案があり、地図とにらめっこしながら何とかたどり着いた。夜なので登らなかったがあとでガイドブックを見るとレストランもあり眺めが良いらしい。夕方からの自由時間は大変充実していたが、唯一の心残りはガラタ塔に行く途中で「清楚な好みの美人(イメージとしては檀れいをバタ臭くした感じ)」にレストランに誘われて断ってしまったこと。心残りだったので、帰りにワインでも一杯飲みに立ち寄ろうとしたが、道に迷い果たせなかった。写真だけでも撮っておけば良かったと後悔。
「七日目」前日休館日だったトプカピ宮殿のハーレムや宝物館をゆっくり観光。特に宝物館に展示された86カラットのダイヤ等の贅を尽くした宝物は男でも感銘を受けた。 そして、夕方発の飛行機に乗り翌日昼前に成田着。
トルコの印象だが、聞いていたとおり親日的で食事もまあまあ、レストランを選べば満足できる料理が楽しめる。相棒のワインも地元のブドウ種だけでつくられた物は、くせがあって慣れない我々には今一だったが、フランス種(カベルネ・ソービニオン、シラー、シャルドネ等)主体のものはかなり美味しいのでお勧め。ユーロに参加するための改革は大賛成だが、ユーロ圏参加はギリシャの二の舞となるので反対というカッパドキア生まれの大卒の女性現地ガイドの経済解説は説得力があった。