2010年10月1日金曜日

軽くて深い井上陽水の言葉

フォークソング世代だが、今でも聞き続けているシンガーは井上陽水だけになる。 若い当時大好きだった小椋 佳は、歳とって随分説教くさいお爺さんになってしまい歌が面白くない、南こうせつ・さだまさし・いるか等はワンパターンで飽きた。 楽曲が全て好きと言うわけではないが、時代に敏感で常に変化し飽きさせないのは井上陽水だけだと思っているためだ。 小学生のころからファンの大学教授(斉藤隆)が、その陽水の歌の歌詞やインタビューでの談話から、普遍的な生き方みたいなものを抽出したのがこの本。 読み易いが、結構頷く事が多い本なのでファンでなくても読んで損は無いと思う。 私が、これからの老後の生き方の目標にしようと思った一節が以下。 「歳を取るにつれて頑固になったり尊大になったりする人が多いが ー中略ー むしろ長い年月に蓄積されたものを内に秘めながら、軽やかに陽気にふるまえる人を器が大きい、度量があるというのだ。」(これは陽水の生き方を評した作者の言葉、悪い傾向が出てきた自分に反省)。  陽水自身の言葉でも「人生は相撲にたとえれば九勝六敗でいいんだ」、「悩みのある人で、温泉に二回くらい入って、まだ悩んでいる人がいたら見てみたい」。 陽水は私と同じく温泉が好きらしい、確かに一日2~3回入浴してから寝ると、悩む暇なくすぐに熟睡し、嫌な夢等は一切みない。

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