大学のカメラクラブ同期から出版の案内あり、以前にも「夢見た祖国(北朝鮮)は地獄だった」という本の出版案内があり早速購入して読んだ。内容は脱北者の話をまとめたもので、終始暗く救いのない話だったので、今回どうしようか迷った。
しかしふらりと立ち寄った本屋の目立つ場所にあったので、思わず購入。表題は「交わらないから面白い日韓の常識」で韓国人に常日頃違和感を感じている私が読み始めたら一気に読了した。
色々なエピソードで日韓の文化の違いを記述しているが、一番面白く、なるほどと納得したのが旧日本軍慰安婦問題の根底にある「恨 五百年」の情緒。
朝鮮戦争で米軍人が駐留し、その相手をする洋公主(売春婦)ビジネスが当時国民総生産の25%を占めていた。 しかし、その後駐韓米軍が大幅削減された後釜に狙われたのが高度成長を遂げた日本の男性で、妓生観光で大挙して訪韓し買春で金を落としていった。
この妓生観光糾弾の団体が、日韓ともに慰安婦問題糾弾団体へとつながっていくというもの。筆者が言うように「時が解決する」日本と、「恨 五百年」の韓国は、今後も交わることはないので、適当な距離感をもって大人の付き合いをするしかないという印象。でも韓国旅行は死ぬまで行くもんかというのが私の結論。
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