10月22日23日の二日間で、阿佐ヶ谷JAZZストーリート2010のパスポート券を購入して有料会場のジャズにどっぷり漬かったので感想などを記す。約一時間のステージを二日間で8箇所回った。(写真は駅前で無料パフォーマンスしていたデキシーランドジャズバンド)
特に記憶の残ったのはベテランのベーシスト鈴木良雄のカルテットで、結成10年目と言う事もあり全曲オリジナルだったが息の合った演奏を聞けた。会場が教会だったが、音響が良く一列目の真ん中に着席できたので、各楽器の音を存分に楽しめた。個人的にはフルートとピアノに最高点をあげたい。 あと、ピアノ好きでメロディー重視派の小生としては、立石一海トリオの「ジブリ映画のテーマ曲(大半が久石譲作曲)」をジャズにアレンジした演奏が原曲の良さを上手に生かしていて非常に良かった。CDがジャズのチャートで一位になったそうだがうなずける。
全体の感想としては、日本のジャズも随分水準が高くなったんだと言うもの(もともと高かったのかもしれないが)。 昨年11月妻と行ったニューヨークでは、残念ながら小生に腰痛が発生しジャズクラブは2軒しか行けなかった。しかし、そのとき聞いた生演奏と今回と比較しても遜色がないと感じた。
阿佐ヶ谷JAZZストリートは、会場によっては音響に多少問題があるが(石川遼君の母校杉並学院の講堂はスピーカー問題あり)、二日間ジャズの生演奏を楽しめて前売りで3,800円はコストパフォーマンス抜群と言えよう。JAZZ好きの人にはお勧め。
2010年10月28日木曜日
2010年10月20日水曜日
映像は音楽の感激を倍加する?
先日癌から復帰した小澤さんが、サイトウキネンオーケストラを指揮した映像をハイビジョン・5.1チャンネルサラウンドで鑑賞した。 曲目はチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ第一楽章」のみで約7分の映像だが、ビジュアル派の小生は非常に感動した。 小澤さんが演奏後のインタビューで「楽団員の呼吸まで揃っていた」と感想を述べていたが、まさにそんな印象を持った。 LPやCDで聞いても良い音楽は良いはずだが、その場の雰囲気まで感じられるライブ録音の映像は感激を倍加してくれる。
以前、毎月通っている東京交響楽団の定期演奏会でベートーベンの「交響曲第七番」を聞き、感激して大拍手した。 しかし、記憶も新たな内にと、所有しているDVDでカルロス・クライバー(伝説の名指揮者)がアムステルダム・コンセルトヘボウを指揮した同曲を鑑賞した時に、初めて指揮者でこれほどにも曲の印象が違う(圧倒的にクライバーが素晴しかった)というのを実感した。ある評論家の言葉を借りると「今まさに音楽がこの場で作られていると言う感覚」を感じることが出来た。
以前、毎月通っている東京交響楽団の定期演奏会でベートーベンの「交響曲第七番」を聞き、感激して大拍手した。 しかし、記憶も新たな内にと、所有しているDVDでカルロス・クライバー(伝説の名指揮者)がアムステルダム・コンセルトヘボウを指揮した同曲を鑑賞した時に、初めて指揮者でこれほどにも曲の印象が違う(圧倒的にクライバーが素晴しかった)というのを実感した。ある評論家の言葉を借りると「今まさに音楽がこの場で作られていると言う感覚」を感じることが出来た。
2010年10月1日金曜日
軽くて深い井上陽水の言葉
フォークソング世代だが、今でも聞き続けているシンガーは井上陽水だけになる。 若い当時大好きだった小椋 佳は、歳とって随分説教くさいお爺さんになってしまい歌が面白くない、南こうせつ・さだまさし・いるか等はワンパターンで飽きた。 楽曲が全て好きと言うわけではないが、時代に敏感で常に変化し飽きさせないのは井上陽水だけだと思っているためだ。 小学生のころからファンの大学教授(斉藤隆)が、その陽水の歌の歌詞やインタビューでの談話から、普遍的な生き方みたいなものを抽出したのがこの本。 読み易いが、結構頷く事が多い本なのでファンでなくても読んで損は無いと思う。 私が、これからの老後の生き方の目標にしようと思った一節が以下。 「歳を取るにつれて頑固になったり尊大になったりする人が多いが ー中略ー むしろ長い年月に蓄積されたものを内に秘めながら、軽やかに陽気にふるまえる人を器が大きい、度量があるというのだ。」(これは陽水の生き方を評した作者の言葉、悪い傾向が出てきた自分に反省)。 陽水自身の言葉でも「人生は相撲にたとえれば九勝六敗でいいんだ」、「悩みのある人で、温泉に二回くらい入って、まだ悩んでいる人がいたら見てみたい」。 陽水は私と同じく温泉が好きらしい、確かに一日2~3回入浴してから寝ると、悩む暇なくすぐに熟睡し、嫌な夢等は一切みない。
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