2016年4月2日土曜日

シンポジュウム 老いることへの提案


「深く呼吸すること、食べるときにはしっかり味わうこと、それにぐっすり眠ること、笑うときには思い切り笑い、生きよう努めること、あなたはやがて死ぬのだから」
 最近義母が80歳で心臓発作で急死し葬儀・納骨等一段落して、ふと「老いることへの提案」というシンポジュウムを思いだして報告書を読み直した。
実は40代に生命保険の広報機関に三年間出向していた時期があり、広報課長として担当した仕事の一つにシンポジュウムの企画運営があった。 「老いることへの提案」はその一つだった。
永六輔さんに司会を頼み、パネリストの平均年齢が69歳という平成4年当時としてはユニークなシンポジュウムであった。
改めて参加者のその後を調べてみると、司会の永六輔以外の5人のパネリストはすでに全員物故していた。読み返してみてみなさんそれぞれに覚悟を持って生きていたことがわかるが、一番印象に残ったのが児童文学者の今江さんがサローヤンの言葉を引用した冒頭の部分だった。

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