評判の映画クリント・イーストウッド監督「ジャージー・ボーイズ」を観た。
60年代のアメリカンポップスが好きな人には文句なくお勧め。「シェリー」「君の瞳に恋してる」などのヒットで、団塊世代には馴染み深い男性コーラスグループ「フォーシーズンズ」をモデルにしたヒットミュージカルの映画化。映画「レ・ミゼラブル」と同じ手法で歌をアフレコでなくその場で歌って同時撮影している事が、臨場感を増している。とにかく俳優の歌が上手い。80歳を過ぎたイーストウッドが自分の好きな音楽(彼はジャズピアノを弾く)を楽しみながら、リラックスして監督しているのが窺える余裕のある演出。とにかく見終わってなんだか幸せな気分になって帰宅。
夕食後、温泉主催者でクラッシックの先生格のA氏から貰ったBD録画版「ミシェル・ルグラン&ナタリー・デユセイ」を視聴、今年6月にベルサイユ宮殿の中庭で開かれた野外公演の録画版。「シェルブールの雨傘」「思い出の夏」他約600曲を作曲している今年82歳になるルグランの曲を、ほぼ時系列(?)でピアノトリオを基本にオペラ歌手のナタリーが歌うと言う贅沢な公演。合間にジャズミュージシャンでもあるルグランが有名なジャズピアニストの真似をしてジャズピアノを弾くのも楽しい。別途同じメンバーでCDが出ているが、夕暮れから暗くなる時間帯のベルサイユ宮殿をバックにして演奏しているのを視聴すると、良い映像は音楽の良さを倍増すると言う持論を改めて確認した。午後から夜に掛けて良い映画、良い音楽に浸って幸福な一日を過ごした。
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