2014年7月23日水曜日

パガニーニ~演奏を聴くだけでも観る価値のある映画



あまりの超絶技巧に悪魔に魂を売ったと言われ、教会に埋葬を断られたという逸話のあるバイオリニスト兼作曲家ニコロ・パガニーニの伝記映画を観た。一言で言えば表題の通りで、演奏を聴くだけでも観る価値のある映画といえる(音楽は文句なく五つ星)。演奏場面では思わず「ブラボー」と拍手したくなる程の迫力。製作総指揮兼主演のデビット・ギャレットはクラシックとポピュラーの両刀使いの為か、あまり知らなかったが、17歳でメーター指揮のミューヘン・フィルと共演した位の早熟の天才。映画として観ると例えば晩年の死期が近いパガニーニは、とてもそうは見えないとかで、良くて四つ星かもしれないがとにかく演奏は凄いの一言、私的には四つ星半を付けた。ラフマニノフの有名なパガニーニの主題による狂詩曲の第三楽章(個人的にこの世で一番美しいメロディーと思っている)も、若干そぐわないかなと言う場面で使われているが、ともかく音楽好きにお勧め。

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