
後者は現代アメリカ西海岸で実際に起こった、丸腰の黒人が白人警官に理由も無く射殺される話。アメリカ人にとっての恥である奴隷制を告発した映画がアカデミー賞を取るのは理解は出来る。
しかし映画としては、むしろ射殺された黒人の最後の一日を淡々と描き、最後の誤認逮捕場面で射殺されるショッキングな場面に至り、いまだに差別が厳然として残っている不条理を告発している後者の映画のほうが深く心を打ち泣けた。結構若い人が観ていたが最後にすすり泣きが聞こえた。エンドロールにその後陪審員裁判で殺人罪で告発された白人警官が僅か11ヶ月で出獄と出ると、どうせ陪審員は全員白人だろうなと思った。